実行委員長 愛媛大学教授 小林真也 

 情報通信技術は、社会経済活動や日常生活のあらゆる場面で利用されており、私たちの暮らしの利便性を向上させる重要な社会的基盤となっています。

 一方で、近年ではスマートフォン、タブレット端末の普及に伴い、これらを標的としたモバイルマルウェアの急増やインターネットの通信販売や銀行のサイトなどで広く使われている暗号化ソフト「OpenSSL」に深刻な脆弱性が見つかり、個人情報や企業の重要な情報が流出する恐れが確認されました。また、大手企業における大規模な情報漏洩事件が発生しており、こうした被害が企業の大きな損害につながる可能性も否定できません。

さらに、サイバー攻撃脅威は近年増加し、その手法は一見して本物、偽物の区別がつかない標的型メール攻撃など、複雑化・巧妙化しており、サイバーセキュリティの確保は危機管理上の喫緊の課題となっています。

 国は、2月1日から3月18日(サイバーの日)までの期間を「サイバーセキュリティ月間」と定め、サイバーセキュリティに関する普及啓発活動を官民連携の下に推進しています。

 情報セキュリティシンポジウム道後2015実行委員会においては、情報セキュリティの重要性について広く地域に普及・促進を図り、また、地域におけるICTセキュリティ関係の人材育成に繋げるため、全国の情報セキュリティ関係者を幅広く招聘し、シンポジウムを開催します。

 このシンポジウムでは、国の情報セキュリティ政策をはじめ、技術・法制度や事例等も含め、多様な側面から最新の事情を学び、議論を深め、対策等につなげる機会にしたいと考えています。

 また、講演に加え、議論の場や懇談の場を提供することで、参加者同士の連携を深めるとともに、人的なネットワークを形成し、日本における先進的な情報セキュリティに関わる様々な情報発信の場を提供することができると考えています。

こうした取り組みによって、安全で便利な高度情報通信社会の構築と地域の発展に役立てばと考えており、ご支援を賜れば幸いです。

 

平成26年8月

情報セキュリティシンポジウム道後2015実行委員会 委員長

愛媛大学大学院 教授 小林 真也